2012年07月27日

茅田砂胡 トゥルークの海賊1

茅田砂胡さんの新刊「トゥルークの海賊1」を読みました。

新シリーズとなっていますが、今までの金銀天使と海賊シリーズ
をとおして読了している読者以外には、
まずさっぱり設定からしてわからない仕様になっています。

ずっとついてきているファンが対象で、新規の読者を開拓するつもり
もないのでしょう。

1としているように、いかにもなところで続くとなっています。
最近の作者からしたら珍しく、1巻完結ではありません。

そういう意味で、それなりに伏線はっているし、
それなりに楽しみな部分はあります。

ただ普通に感じたのが、あいかわらずキャラクターの価値観に
多様性が感じられず、もったいないなーというところです。

いろいろな背景をもったキャラクターを配しているのに、
いい意味での人間としての雑多な交流というか、ぶつかりあいや
異文化に触れてのカルチャーショック的な要素が
ないと思います。

それと、相変わらず 敵役が敵役といえるほどの存在感が
ないため、ストーリーとしての躍動感にどうしても欠けていると
思います。

そういう意味で、「デルフィニア戦記」は面白かったです。

再び、あのような傑作と巡り合うことを期待して、
また次の新刊も購入してしまうのでしょう。






posted by うたかた at 23:08 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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